2010年9月4日土曜日

PocketGPS の続き

先日紹介したPocketGPS S1の続きの話。最初はデジカメで撮影した写真に位置情報を付与する使い方。一般的にGPSロガーを購入する普通の人々が利用するのは移動履歴(ルート)の地図へのマッピングか、この写真への位置情報の付与である。仕掛けは簡単でGPSロガーの時間と位置情報のログをデジカメで撮影した画像の撮影時刻と紐付けて、位置情報を画像に付与するのである。この位置情報を含むデジカメ画像を位置情報表示に対応したアプリで閲覧するといろいろと楽しめるというわけだ。試しに先日、三瀬のどんぐり村へ家族で出かけた際にGPSロガーを一日中携行し、合わせてデジカメで撮影した写真とくっつけてみた。位置情報の画像への埋め込みは付属のソフトを用いたが、フリーのものなど多数ある。下の画像が位置情報付きの画像をiPadに取り込み表示したところ。


ここでは移動の軌跡は表示されず、写真を撮影したポイントが時間軸とは無関係にピンで表示されている。




さらに拡大するとそれなりに歩いた(撮影した)道なりにピンが立っている様子が分かる。さらにピンをタッチするとその地点で撮影された画像がポップアップ表示される仕組みだ。ポケットに入れて持ち歩いていたがそれなりに位置情報が正確なようだ。ちなみにこのiPad標準の写真標準ソフトはGoogleMapのAPIを利用している。APIは公開されているので、その気になれば同様のソフトの自作も可能だ。





単に映像で思い出を残すだけでなく、場所も(それも正確に)思い出にする新たなツールとなるのだろうか。

ちなみに今回はGPSロガーとデジカメを別々に用意したが、GPS機能内蔵のデジカメ(実はあまりない、だからロガーが売れるのだが)やGPS付きの携帯電話(iPhone,etc)なら最初から撮影時に位置情報を付与可能なので面倒な後処理なしに扱うことができる。位置ゲーなるジャンルも出来つつある位置情報の活用、まさにアイデア次第である。

最後にGPSロガーのバッテリーの持ちだが、ほぼカタログスペック通りの12時間程度であった(5秒ごとの計測、液晶は表示後5秒で消灯モード)。以上、活用法と報告でした。

by okkun

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