2010年4月24日土曜日

いったい何に驚くんだ?

今年のプログラム演習の講義は、少しスタイルを変えてみようと、Processingと呼ばれるプログラム処理系を取り入れて始めてみた。本来のターゲットであるC言語とほぼ似た文法規則であることに加えて、簡単にグラフィックを描画できる、コンパイル要らずの即時実行性、学生が持ってるWindowsPCでも無料で試せるなど(教える側からすると)魅力いっぱいの言語処理系である。さっそく講義で紹介し、簡単なサンプルを実行させてみたのだが。

確かにキャラクタベースのサンプルプログラムをやらせるよりは、食い付きがいいようではあるのだが、期待した程の驚きようでもない。自分の打ち込んだコードで、画面にCGが表示できるのに。そら確かに最初はつまらない線だけのCGですけど、応用すれば無限の可能性があるというのに。CGバリバリのゲームや映画が溢れている世代だからちゃちなCGでは興味もでないのか、凄いCGも基本はこれで、これの応用で広がる可能性に気づけないからなのか、あるいはこの講義にかぎらず単に講義内容を真面目に聞くのが面倒なのだからなのか。

一体何に最近の学生さんは驚くのだろうか?スゲーと驚き、これはやられたと、のめりこめるものを何か学生の間に見つけられているのだろうかと、授業をしながら少し心配してしまいました。

ゼミの皆さんは、どうですか?

by okkun





写真は本文とは無関係な2TBのHDDの3連ちゃん。

1 件のコメント:

  1. Processingですか…。
    いいなぁ~。やってみたいなぁ~。

    まぁ、線だけのCGはさすがに興味もちにくいかも。
    なんか、すっごいCGを作ってみたいとは思いながらも、
    それにかかる手間暇は面倒くさいと思ってしまうんですよね。

    千里の道も一歩から。

    まずは興味を持つことですね。

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