思い返せば、配属した研究室には当時の週刊、月刊のほぼあらゆる青年漫画誌が揃っており、付きのお茶代と引き換えにそれらを自由に読めるという恵まれた環境でした。その中でもお気に入りになったのが、数ある漫画誌の中でも重量級というか、電話帳並みの厚さを誇る月刊アフタヌーンでした。いわゆる劇画調の絵を好む嗜好がマッチしたのかもしれません。当時は「あぁ、女神様」、「ガンスミス・キャッツ」などが連載されており、その後「無限の住人」、「EDEN」、「ディスコミニケーション」などが連載が始まり、その後もずっと20年近くおつきあいすることとなりました。
昨年1年間、在外研究で日本に不在という理由から、購読を一時中断していたことも一因ですが、長らく愛読していたお気に入りの連載がほぼなくなり、最後の砦であった「無限の住人」も19年?の連載が完結し、継続して購入する明確な動機が果てたのが大きな理由です。在外中の一年は、コミックはもちろん、単行本、その他の活字に接することが物理的にできず、それらに慣れると、帰国後も読まないなら読まないでもなんとかなる、という「不便への慣れ」が定着してしまったようです。まぁ、歳を考えればいい歳をしてなので、遅すぎたのかもしれませんが。
ということで、研究室の娯楽がやや減ることになりますが、ご容赦ください。
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