2011年3月12日土曜日

Thank you , my iPhone.

くしくも本日のブログは昨日の大規模地震の状況について、羽田から福岡行きの飛行機を待ちながら書いてます。

昨日は15時から新橋の富士通で打ち合わせのために11時発の飛行機で東京へ向かい、14時過ぎに新橋の汐留シティセンターの地下1階のレストランでランチをとっていたところだった。窓際の席のお客さんが天井を見上げてけげんな顔をしているので何かなと思ったらグラグラきた。揺れ方が通常ではないということで店員がテーブルの下にもぐるように大声を上げた。恐らく一分くらいであろうが、非常に長く感じた。慌てて手にしていたiPhoneでtwitterにつぶやくのが精一杯。その後、打ち合わせ会場の富士通オフィスに向かうも、余震もありエレベーターは全面停止、一階のロビーには身動きが取れなくなった社員などで溢れてしまった。

たまたま同じ会合に出席する他大学の先生と富士通関係者と合流する。非常階段が開放されて、打ち合わせ会場の6Fへ上がれるようになったものの、汐留の社員じゃないとフロアの電子錠があかないため入れないと判断。社内の人間と連絡を取ろうにも、携帯の電話はまったく通じない。仕方なくiPhoneから同じ便で来られていた九州大学の先生のメッセンジャーへチャットでメッセージを送るも回線状況が悪く、レスポンスがない。しばらくロビーで待機していたら、6Fから社員の方が迎えに来てくれた。どうやらメッセンジャーのメッセージが届いていたようであった。

余震が続く中、予定の打ち合わせを終えるも、テレビのニュースを見る限り、東北地方は甚大な被害がでているようだし、都内の公共交通機関は全面停止で帰宅や移動が困難な状況だということが徐々に明らかに。幸いにして汐留シティセンターの防災センターからは帰宅困難者がビル内に残ることについてオッケーの館内放送が入る。ただしエレベーターは安全確認ができないので停止中。40階などの高層階の人は降りるに降りれないようだ。

このように異常事態に役にたったのが、ネットの情報であった。幸いにして首都圏は大きな被害がなかったため、テレビではニュースで新しい情報が放送されていたが、出先など手近にテレビがないケースも多い。しかもピンポイントの情報はテレビでは出てこない。自分から探すしかない。電話は通じないが、ネット見れる。ニュースサイトでtwitterでfacebookで、どんどん安否確認や状況を伝えるつぶやきが上がってくる。交通機関の運行状況など、これらにずいぶんと助けられた。

新橋からホテルまで土地勘の無い都内を夜間に駅4つ分歩いて行く、帰宅難民になったときもiPhoneのGoogleMapに助けられた。道行くお姉さんの中にもiPhoneのGoogleMapを片手に帰宅する姿も見受けられた。自分の位置や周りの状況がつかめるということは非常に心強い。特にこんな状況では。逆にバッテリーが無くなると、役に立たなくなるため電池残量が減ることが怖かった。一泊二日の出張だったため予備バッテリーしか持参していなかったためである。

ともあれ、この二日程、iPhoneがありがたかったことはない。
Thank you, my iPhone.

by okkun

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